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A+E

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グレアム・コクソン、ソロ最新作『A+E』を語る

ブラーのリード・ギタリストで、現在英国で最も才能あるミュージシャンの1人グレアム・コクソン。自身約3年ぶり8枚目となる待望のニュー・アルバム『A+E』が本日(4月11日)発売となった。

アルバム・タイトルの『A+E』とは“救急外来”のこと。「この作品は、混乱から秩序を作り出している。・・・それは口実で、ただみんなを踊らせたいだけなんだ。できるだけヘンテコでかみ合わない曲でね。クールじゃないし今風でもない。あるのはノイズと不毛な質問だけ。」(DVD収録の本人による曲解説より)とグレアムが語る今作。

プロデューサーにブラー、デペッシュ・モードなどでお馴染みのベン・ヒリアーを迎えて制作された今作は、2009年の前作『ザ・スピニング・トップ』のアコースティック路線とは正反対。理屈抜きのガレージ・パンク・ポップから、クラウト・ロックやポストパンク時代の影響色濃いエレクトロニックなトラックまで。グレアムの新たな挑戦作となっている。

グレアムは更に今回のアルバムをこう表現する。「即興、ビートの実験、リズム。あまのじゃくに悲しくてダンサブルで可笑しくて落胆した歌を、誰にも止められず作るチャンス。」そしてこう付け加える。「できるだけ上品ぶった音にしようって、いつもみたいに悪戦苦闘するのがいやだったんだよ。感じのいい60年代風ドラムスや管球アンプは使いたくなかった。」
ギター以外の楽器も演奏するマルチ・プレイヤーであるグレアムは、スタジオで全楽器を演奏。「最終的に曲の形になったデモの大半は、即興だった」という全10曲は、引っ掻くような荒々しい切迫感に溢れ、グレアムの、いや人間の危うい精神性を様々な形で表現している。

アルバムの最後に収められた「ooh, yeh yeh」は、ブラーのメンバーとして経験した巨大な成功、健全で規則正しい生活、それをうまく楽しめなかった若いころの自分を、皮肉っているような内容にも聞こえるが、彼は言う。「朝の6時に牛乳を買いに行ったときにばったり出会った、ある人のことを言ってるんだよ。昔のダチさ。そいつは完全にいかれてて、その時彼を見て僕はとんでもない恐怖を感じた。ある意味でいかに彼が魅惑的かってことが、恐ろしかったんだよ。かつて僕自身がものすごく望んでいた状態に、奴はなっていたんだ。人間であることをやめた状態さ。」

だが、人間の危うさを描きながらも『A+E』は人生に肯定的で、グレアムの熱意とクリエイティヴィティに溢れたアルバムだ。

グレアムはこのアルバムを引っ提げ、今月より全英ツアーを実施。ツアーの前座を務めるのは、その土地のローカル・バンドだ。各地のローカル・バンドをファンに推薦してもらい、その中からグレアムが気に入ったバンドを会場ごとに選んで出演させる予定で、グレアムの公式フェイスブックでは順次前座となるローカル・バンドが発表されている。

RO69から引用

by nide_radio | 2012-04-13 22:38 | BLUR

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