It' s not all about being No 1
Independent:メジャーレーベルで唯一の女性CEOであるEMI(uk, ireland)のアンドリア・ヴィドラーのインタビュー(抜粋)
熾烈な音楽業界ではスターでさえもチャートに神経質になっているがEMIの最高経営責任者は必ずしもNo1になることが正しいこととは限らないと話す
「我々は競争相手が何をするのかを推考しなければならないが、彼らを打ち負かす為だけに物事を動かすことはしない。我々はアーティストのための最適なルートに焦点を当てる」とヴィドラーは話す。彼女はBBCやラジオでキャリアを積んだ後、2009年にEMIに入社した。
「約3年前に我々は市場占有率で競争はしないと述べた。少数のアーティストを優先的に扱い、売り出しに尽力しています。勿論競争者が異なるアプローチを持っているかもしれないことを知っています」それはライバルを驚かし、刺激するかもしれないチャートサクセスへの自由放任的なアプローチだ
彼女は最近の例を挙げて「アーティストはキャリアに光と影を持っています。デーモン・アルバーンの『Dr.Dee』サウンドトラックは素晴らしい作品でした。この作品は可能な限りの聴き手の耳には届いているのでアルバムチャートのどこにいようが関係ないのです」
一見その戦略は全く上手く働いていないように思えるかもしれない。世界最大の音楽会社ユニバーサルは昨年だけで12億ポンドの債務を抱えたEMIを飲み込み、ヴィドラーのリーダーシップの元で市場占有率を10.9〜15パーセント改善した。顕著な成功に挙げられるエミリー・サンデーのデビューアルバムは昨年イギリスで唯一のミリオンセラーであった
ユニバーサルは EUの規制当局を落ち着かせる為にEMI全体は得られなかったが、EMIは買収対象として最も魅力のあるパーロフォンからブラー、コールドプレイ、リリー·アレン、タイニー・テンパー 、カイリー·ミノーグ、コナーメイナードの売却を余儀なくされた。この動きに狼狽したブラーのドラマーであるデイヴ・ロウントゥリーはアーティストが企業買収に際する担保となることへの意見を表明した。ヴィドラーはワーナー、ソニー、サイモン・フラーら入札者の動向を常に監視しており、彼を安心させるよう努力をしています
「デイヴの見解は理解しています。勿論アーティストは担保ではありません。 彼らはここでチームと長年の関係を築いており、その全てが危険に晒されることを心配しています。しかし、混乱の最中にも関わらず我々は驚異的な成功を収めていたのでサインせざるを得ませんでした。我々は正しい判断をしていかなければならないのです」
彼女は現在デーモン・アルバーンが取り組んでいる新たなソロアルバムにとても興奮していると話す
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by nide_radio | 2013-02-05 00:00 | BLUR